クリックで救える命がある。

vol.5 2007年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・上海 大会終了写真

« 前の記事    |   次の記事 »

スペシャルオリンピックス(SO)は知的発達障害のある人達に、日常的なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供し、社会参加を応援している国際的なスポーツ組織です。
日本では現在45都道府県に地区組織を設置し、約6,200人のアスリート(知的発達障害のある人)が活動に参加し約18,000人のボランティアが活動を支えています。


82人のアスリートが世界大会に参加しました

10月2日から11日まで中国・上海で開催された「2007年スペシャルオリンピックス夏季世界大会」に日本からアスリート82人を含む120人の選手団が参加しました。同大会には世界164の国と地域から7,291人のアスリートが大会に参加していました。アメリカからは約400人、そしてホスト国の中国からは、今回最大の1,263人のアスリートが参加しました。この他にも、アフガニスタンやイラク、ウガンダ、ボリビアなど多くの国と地域があらゆる困難を乗り越え、大会に参加しました。

写真

82人、それぞれが成長した世界大会

写真

日本選手団120人のメンバーは、北は北海道から南は沖縄まで、31都道府県で普段は活動しています。普段一緒に活動していないアスリートやコーチと大会期間中は家族を離れ、選手団として行動します。大会事前に西安市で行われたホストタウンプログラムや大会を通して、競技面に限らず成長する姿を見ることができました。特に競技中コーチの指導が禁止されているボウリングなどではアスリート同士が助け合い、投げる順番を守り、お互いに励ましあう姿がありました。

※ホストタウンプログラム・・・このプログラムは各国から集まる選手団が、時差と環境の変化になれること、また現地での交流を目的として大会前に開催されています。

アスリートの声
閉会式で、まず、ぼくは、最初に、イタリアの人と、帽子を交換しました。それから、日本の大会ユニフォームをエルサルバドルの人と交換しました。オレンジのジャケットを韓国の人と交換しました。最後に花火がとてもきれいでした、だから、ぼくの、帰りの服そうは、来るときと、まったくちがったかっこうでした。
(テニス・松谷太郎)
アスリートの声
SOは世界に仲間いることは知っていましたが、本当に世界中にこんなに仲間いることを知って感動しました。小学生の頃からいつも、ぼくの仲間は少しで、ぼく達は特別なんだあと思ってきました。でもこんなに仲間がいる。もう今日から堂々と頑張るぞ!
(バスケットボール・高田一哉)

クリック募金での皆さまのクリックは、このように活かされます

皆様からいただきました温かいご厚志は、10月に開催された「2007年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・上海」への日本選手団派遣事業に大切に使わせていただきました。

120名という過去最大の日本選手団の渡航費 
⇒ 北は北海道、南は沖縄まで31の都道府県から集結するアスリートが東京に集い、9月26日に結団式が開催されました。その翌日、選手団は夢の舞台である世界大会開催の地、上海へ出発いたしました。その渡航費として使わせていただきました。

事前に2回行われた国内合宿費(会場費・移動費) 
⇒ 競技の練習はもちろん、アスリートが家族と離れ選手団だけで過ごすための練習、そして「水道の水は飲んではいけない」など生活に関する注意事項を各自で気をつけ管理できるようにみんなで取り組みました。5月に大阪、8月に新潟・東京で開催しました。

写真

クリック募金へのご協力ありがとうございました

2006年11月5日〜2007年10月12日のスペシャルオリンピックス日本を対象とした「JOMO障害者スポーツ応援クリック募金」では、4,953,660クリックを達成しました!
ご協力ありがとうございました。
寄付について詳しくはこちら


写真提供:認定NPO法人 スペシャルオリンピックス日本
寄稿:認定NPO法人 スペシャルオリンピックス日本 桑原 東子さん
スペシャルオリンピックス日本についてはこちら
2008年1月11日掲載


« 前の記事    |   次の記事 »

▲このページの一番上へ