クリックで救える命がある。

  • トップページへ戻る
  • 新規登録は、こちら
  • sumaboサポーターでログイン


サービス開始記念スペシャル対談 『無印良品の募金券』~少額募金実現までの思い 2/2

パートナーシップでより良い企画に

写真

清水: 私たちは今回、これまでクリック募金で培ったノウハウやネットワークを活かして、企画やコンセプトづくり、寄付先団体のコーディネーション等を主に担当させてもらいましたが、dffをパートナーに選んでくださって、とてもうれしく光栄でした。

赤峰さん: 私たち良品計画は、社会貢献活動にしても環境活動にしても、独立した活動として切り離して行うような動き方はしないんです。必ず、店舗なり商品なり、現場につなげて、事業を通じて行っていく。dffさんは、企業とNPO、どちらの取り組みについても幅広く知識をお持ちで経験も豊富。私たちらしさを理解して、無印良品というブランドに合った提案をしてもらえるという感触がありました。それから、私にも仕事柄、いろいろなNPOとの出会いがありますが、それでも、私たちだけで持ちうる情報は限定的です。今回dffさんに入ってもらって、『無印良品の募金券』の具体的内容をアドバイスいただいた中には、私たちだけでは考えいたらなかった視点がありました。さすがだなぁ、と思いましたよ。これからは、ひとつの企業、ひとつの業界でできないことを、協働により解決していく時代だと思います。

奥谷さん: そう思います。こうしたタイプの企画は、外部の信頼できるパートナーとごいっしょしたほうがいいと、僕も最初からその意見でした。自分たちだけで決めると、そのつもりはなくても偏ったりするかもしれない。特に『募金券』では、良品計画が寄付をするのではなく、皆さんから募るわけですから、私たちの意図を組み入れれば良いというものではありません。

清水: ありがとうございます。クリック募金がまさにそういうモデルなのですが、企業さんとNPOさん、協力してくれる一般の皆さん、そして支援を必要としている人たちをつなげていくことが私たちの大事な役割だと思っています。世の中にさまざまな社会問題があり、それに対応する意義のある活動がたくさんある中で、私たちがお手伝いできるのはほんの一部にすぎません。ただ、入り口がどこであっても、そこがきっかけになって、関わった個々の人たちによっていろんな方向に派生していくものだと思います。

人によって、役割はいろいろ

写真

赤峰さん: 私も仕事で今のような任務がなければ、社会貢献に対する意識が特段高いとは言えませんでした。きっかけって大事ですよね。きっかけを与えられ、気づいてからは、自分なりの関わり方を考えるだけです。私は、NPOでがんばっている人たちのことを尊敬するし、共感もできる。応援したい。でも、例えば、自分が途上国に行って活動して・・・というのは、ちょっと違う。自分の役割ではないというか。きっと世の中の大半の人がそうなんだと思います。私の場合、自分のできる範囲でお金を出そうと思いました。最初は、寄付そのものに対し、なんとなく釈然としないような思いもあって、「これは偽善なんだろうか」などと考えたこともありました。でも、今はすっきりしています。自分のお金の使い道ですから、堂々と自分で決めていいんですよね。気になる社会問題に対する自分なりのアクションとして、寄付という選択は間違っていないと思います。

奥谷さん: そうそう、役割分担ですよね。社内でも、知的障がいのあるスタッフを戦力にするための仕組みを健常者のスタッフが現場で一生懸命工夫して、実際に活躍の場をつくった事例があります。知的障がいがあると、確かに仕事上ある部分は難しいけれど、ある部分では秀でていたりしますから、後者を活かせる現場にしたんですよね。本部から指導したのではなく、現場で知恵を絞って、みんなにとって良い職場にしようとしてくれた結果です。そういう話を聞くと、自分も自分の持ち場でがんばろうと思うじゃないですか。『募金券』の実現に向けても、そうした気持ちでした。

赤峰さん: 昔から、奥谷さんはすごく推進力があるんです。役割ということで言うと、私はどちらかというと事務方で、彼のような人のやろうとすることをサポートするほうが向いている。良いことを推進しようとするにあたっても、いろいろ出てくる面倒な手続きとか、なんとなくブレーキになりそうな要因とか、そういうのを片付けるのも私の仕事だったりします。

『募金券』を、どうぞよろしく

写真

奥谷さん: いやぁ、赤峰さんには本当に助けられていますよ!『募金券』の次のステップは、本当にお買い物ついでに募金ができるよう、(今は『募金券』だけ別に会計しなくてはいけないところを)他のものといっしょに会計できるようにすることです。「今日はシーツ買って、靴下買って、コースター買って、あ、そうだ、募金券も」だなんてできるといいじゃないですか。ほかにも、特定の日に募金してくれたら無印良品のポイントを差し上げます!のようなキャンペーンも、是非やりたいですね。それに伴うちょっと面倒な手続きは、また赤峰さんにお願いして・・・(笑)。とにかく、長く続けて、より良い仕組みにしていきたいので、たくさんの人に利用してもらいたいです。

赤峰さん: 私の担当している「くらしの良品研究所」でも、『募金券』の寄付先団体と良品計画の社員の対談をはじめ、関連する情報を発信していきますので、よろしくお願いします!

清水: 日本には寄付文化が育たないとも言われてきました。けれど、実はそんなことはないんじゃないかと思います。確かにキリスト教を背景に持つ欧米のようには、寄付をする習慣はないかもしれませんが、昨今のタイガーマスク運動の盛り上がりを見ていても、誰かのために役に立つことで喜びを感じる人は多いし、そうした行為に共感する人も多い。お金の流れを良い方向に変え、良いところにお金が集まるようになれば、少しずつでも社会は良くなると思います。

『無印良品の募金券』を利用してみる

※『無印良品の募金券』は、購入額の100%が後日寄付されますが、お客様が直接NPO団体に寄付を行うのと異なり、認定NPO法人や特定公益増進法人に対する募金券を購入しても、寄付金控除の対象にはなりません。

トップページ

「sumaboサポーター」になりませんか?!

sumaboサポーターになると、詳しい貢献度を確認できます。また、アンケート募金に参加して、更なる貢献が可能になります。

新規登録は、こちら

このページの一番上へ