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少額募金の新しいカタチ 『無印良品の募金券』が誕生しました!

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良品計画とdffが共同開発した、ネットストア上で10円単位の募金ができるしくみ『無印良品の募金券』がいよいよスタートしました!

募金箱に小銭を入れるように、ネット上でも少額の寄付ができれば、クリック募金と同じく、たくさんの人たちにとって参加がしやすい。みんなの気持ちを集めて、より良い社会のために活動するNPOに届けることができたら・・・。

少額募金のための、決して低くないハードルを越えさせてくれたのは、無印良品を展開する良品計画でした。
無印良品は、仕組みを用意することで貢献したい
その言葉が私たちに力をくれて、少額募金の新しいカタチ、『募金券』が誕生しました。

『無印良品の募金券』のスタートを記念して、この企画のパートナー、良品計画の奥谷さん、赤峰さんと、dff代表の清水が対談を行いました。

サービス開始記念スペシャル対談 『無印良品の募金券』~少額募金実現までの思い 1/2

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    株式会社良品計画
    Web事業部長

    奥谷孝司

    97年入社。ドイツ駐在を経験し、帰国後世界のデザイナーとのコラボを手掛けるWorld MUJI企画を運営。2003年に企画デザイン室立ち上げ、2005年に衣服雑貨部にてヒット商品「足なり直角靴下」開発にそれぞれ関わる。2010年Web事業部 部長に就任。

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    株式会社良品計画
    企画室 環境広報担当課長

    赤峰貴子

    90年入社。物流部門での業務を経て、97年にISO担当として品質マネジメント構築、2003年広報室にて社内報を内製化。2004年に環境担当課長就任。2006年には広報業務が追加され環境広報担当課長となり、社内外のコミュニケーションとCSRを企画推進中。

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    株式会社ディ・エフ・エフ
    代表取締役

    清水久敬

    大学時代に留学先のアメリカで出会ったクリック募金の仕組みに感銘を受け、日本でもクリック募金を広めたいとの思いで2001年にdffを立ち上げる。趣味は学生時代にプロも目指したテニスで、現在も余暇に汗を流す。横浜生まれで、現在は妻と1歳の娘と都内在住。

高かった、少額募金へのハードル

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清水: 『募金券』、いよいよスタートですね。企画で1年、構想ではそのずいぶん前から、ですよね。どれくらいの人に利用してもらえるか、楽しみ8割、不安が2割・・・(笑)。

奥谷さん: 僕らもいっしょですよ!けっこうがんばりましたからね(笑)。

赤峰さん: でも、奥谷さんと私もですし、ほかに社内で関わったメンバーもですし、もちろん、ディ・エフ・エフさんとも、うまく力を合わせて来られたと思います。あとは肝心の、お客様がここに加わって、『募金券』がお役に立っていけばうれしいなぁ、と思います。

清水: そうですね。寄付先となる6つのNPO団体さんも、非常に期待していますからね。NPOでも、できることなら少しずつでも、よりたくさんの支援者から寄付を集めたいわけですが、少額の場合、クレジットカードやコンビニ払いで決済すると手数料の割合がとても大きくなってしまったり、金融機関で小銭を振り込んでもらうのも・・・という感じで、共通の課題になっていたんですね。私たちも、それではケータイやスマートフォンではどうだろう、などなど、いろいろ知恵を絞りましたが、いずれも手数料をはじめとする構造上のハードルが高くて、残念ながらこればっかりは自力で実現するのは無理だと判断せざるを得ませんでした。

奥谷さん: そうだと思います。僕らの場合は、それなりの規模のネットストアを持っているのが大きいですね。そうでなければ、1から募金目的のサイトを立ち上げて、決済の仕組みを入れて、NPOと寄付者の間に立って寄付を集めていく、というのは相当難しかったと思います。特に少額の寄付を募る場合は、おっしゃるように、その都度かかる手数料の関係で、金額によってはそれだけで赤字になってしまいますから、中間に入って代行するというのは現実的ではありません。寄付をしてくれる方に対し、出していただいた100円のうち、50円以上が手数料です、というのもどうかと思いますしね。

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清水: 『募金券』についてお話ししたときは、NPO団体は皆さん一様に驚かれて、「私たちとしてはそんなありがたいことはありませんが、10円単位でって・・・良品計画さんは大丈夫なのでしょうか・・・」と、だいたいどこでも言われました(笑)。

赤峰さん: たぶん大丈夫です(笑)。私たちはもちろん、どんなに大きな企業だって、一社でできることは限られていて、寄付もしかりです。だとすると、仕組みを用意して、たくさんの人たちに利用してもらえるようにするのも、企業ならではの貢献の仕方ではないか、と思います。

奥谷さん: クリック募金の、たくさんの人たちの協力を積み上げて大きな支援にしていくコンセプトはすごく良いと思ったんですよね。いろんな調査なんかをみても、「誰かの役に立ちたい」と思っている人は多いし、だからこそ、御社のクリック募金のようなサービスが、1円の積み上げによって3億円の寄付を達成したりするわけじゃないですか。クリック募金では企業が寄付をしますが、僕らには無印良品のネットストアがあって、たくさんの人に利用してもらっているのだから、その方々が気負いなく参加できる機能を設けることで、無印良品だからできる社会貢献にできないかと考えたんです。

ニーズはあるのに、仕組みがなかった

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清水: クリック募金のユーザーさんの中にも、「クリック募金で知ったNPOに共感するから、自分でも寄付をしたい」という方がいます。ただ、最初から何千円もの寄付をするのは、一般にハードルが高いのではないでしょうか。もちろん、特定の活動に思い入れがあって支援するなら、大きな金額を振り込む人はいますが、そこまでにいたるには、通常、個人的な経験や出会いがあってのことだと思います。それが、例えば数十円、数百円を気軽に決済できるとなると話は違ってきて、何かしら、社会や人のためになる活動をしている信頼のおける団体なら協力してみようかな、と考える人は多いはず。受け皿というか、仕組みが足りていないと思っていました。

赤峰さん: 街頭募金だと、「この団体は大丈夫かしら」と警戒することもありますし、店頭の募金箱も気恥ずかしいという声を聞きます。あと、私たちとしては、複数の寄付先団体を紹介して、共感できるものがあれば協力してもらう、というスタンスが無印良品らしいのではないかと思いました。10円ずつ6つすべての団体さんに合計60円募金、というやりかたもできます。実際の募金箱だとレジの前に6つは並べられませんが、ネット上なら可能ですもんね。ほかにネットの良さとしては、NPOの概要も伝えやすいですから、『募金券』をきっかけに、いろいろな活動を紹介していくのも企業としてできる貢献かな、と思っています。

清水: このように少額募金の仕組みが実現できて、本当にワクワクしていますが、用意する側の御社としては、実は大変だったんですよね?

奥谷さん: そうなんですよ(笑)。お買い物感覚でカートに入れて、というイメージで、とにかく気軽さを損なわないようにしたのですが、普通の商品とはわけが違いますから、いろいろ、見かけほど単純じゃないんです。

赤峰さん: 消費税も送料も、返品の処理も生じないですし、募金券の売り上げは100%寄付ですもんね。

奥谷さん: そうです。ちょっと大がかりなシステム上の調整が必要でして、数ヶ月を要しました。

清水: 数ヶ月と、あと、費用も・・・。

奥谷さん: はい、そうですね。そこは秘密ですが、がんばりました!

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