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小川哲

vol.50


PROFILE

株式会社眦膕
本社 社会貢献室 室長

現在の会社での経歴と担当している主な活動

1970年入社。
1995年に社会貢献室の立ち上げより同部署に配属になり、環境保全活動を中心に、計画立案・推進に取り組む。
また、「タカシマヤ文化基金」および「眦膕姐餾櫂好ラーシップ基金」にも携わっている。

家族構成

妻と高校生の長男

趣味

映画鑑賞。本来はドキュメンタリーのようなものが好きだが、最近見はじめた「冬のソナタ」は思いのほか面白く、家族3人ではまっている。

好きな国or行ってみたい国

入社して2年ほどでNY勤務になり、5年半駐在したのでアメリカに思い入れがある。アメリカ人の前向きさや活力ある風土が性に合った。

影響を受けた人、尊敬する人、目標にする人

高島屋での先輩など数多いが、一番心に残っているのは小学校6年生の時の担任の先生

一番大事にしているもの

家族


小川さんが描く、理想的な社会とはどんな社会ですか?

誰もが、日常のあらゆるシーンにおいて環境を意識しながら生活をする社会です。「こうしたら環境はどうなるかな?」「これをしないと環境にどう影響するだろう」と、いったん立ち止まって考えるのが当たり前になることが現在の理想です。また、この先はそうならないと持続可能な社会は構築できないでしょう。私も環境が全てだと考えているわけではありません。経済性は重要だと思います。生活の利便性も大切です。

しかし、企業であれ個人であれ、どんなセクターでの活動も、環境を念頭に置かずにはもはや成り立たないのも事実です。にもかかわらず、そのための意識は未だ不足していると言わざるをえないのではないでしょうか。経済一辺倒で、環境という発想のない時代もありましたから、そのころに比べるとずいぶん良くはなりました。しかし、バランスを考えると、社会全体の意識の中で環境の占める割合が今もって少なすぎると感じています。

どうすれば、この理想的な社会を築いていけると思いますか?

意識が大事です。ですから、それを育てる教育が重要になります。環境教育が進んでいる北欧諸国などを見てみても、学校教育の中で子どもの頃から意識づけをするのが一番だと思います。もちろん、広範囲な教育という意味では、企業の社員教育など大人を対象としたものもあります。ただ、子ども時代の感性に訴えかけてきたものは自然に身につきますから、学校教育は特に重要です。

昨年の10月に、地域の小学校からの申し込みがあり、新宿眦膕阿隆超設備の見学に40名ほどの小学生を受け入れました。コージェネや地域冷暖房、大型生ゴミの処理機などの設備をお見せしました。こうしたことで私たち百貨店も環境教育のお役に立つことができるなら、是非今後も続けてみたいと思いました。

今の仕事をしていく上での喜びと、逆に難しい点は?

私たちは1990年に「タカシマヤ文化基金」を設け、新鋭作家への助成を行って来ましたが、以前プライベートで(岡山県倉敷市の)大原美術館を訪れ若手作家の作品展を鑑賞した際に、タカシマヤ文化基金での受賞歴をプロフィールに記載されている作家の方を偶然何人か見つけました。また、「眦膕姐餾櫂好ラーシップ基金」ではアジアから留学生を迎え、奨学金を支給しています。93年にその一期生として来日し、美術系の専門学校で学んだシンガポールの女性が再来日し、東京でシンガポールの子どもたちの絵の展覧会を開催しました。

このように、後の活躍が目に見えると嬉しくなりますね。社会貢献活動における成果というものは、時間が経ってからではないとわからないものが多いですが、こうした喜びは是非とも大切にしたいと思っています。難しい面をあげるとすると、百貨店業界の中でも、眦膕阿覆蕕任呂瞭団Г△覲萋阿鬚靴燭い里如△修譴鬚いに展開するかでしょうか。

今の仕事を始めてから体験した印象的なエピソードはありますか?

昨年暮れに立川店企画で、新潟県中越地震の被災者を励ますために、被災地の子どもたちにプレゼントするオモチャを地域で募り、必要であれば修理するなどきれいな状態にして、それを日本で唯一のグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースに届けてもらうというキャンペーンを実施しました。子どもたちには喜んでいただけたようですし、お客様からの反響もありました。良い企画だったと思います。

眦膕阿納損椶垢觴匆餽弩コ萋阿蓮∨楴劼らのトップダウンで一律に行われるのではなく、18の各店舗で独自に企画されるものが多くなってきました。百貨店は地域とともに歩んでいますから、本来そうあるべきだと思っています。最近では行政との連携も増えて、活動に広がりも出てきました。私がこの担当になった当初に比べると、社内に社会貢献活動がずいぶん根付いたと実感しています。

こうしたらもっと社会が良くなる、というアイディアはありますか?

環境のためにひとりひとりが気を配り行動することは、習慣になればさほど難しいことではないと思うのです。ただ、今はそれ以前の意識づけの段階ですよね。

人の心にどのように環境を根付かせるかです。繰り返しになりますが、特に幼い頃からの教育が最も重要だと思います。 。

担当者になってから、自分の意識や生活の中で変わったことはありますか?

直接は関係ないようですが、長年やめられなかった煙草をやめました。環境担当者が喫煙しているのは、あまりイメージに合わないような気がしまして。

あとは、電気をこまめに消すだとか、ゴミをきちんと分けるとか、当たり前のことを当たり前にするようになりましたね。

社会に伝えたいメッセージをどうぞ!

私たちの事業は、文字通りお客様あってのものですから、日頃からお客様の声を大切にしています。店舗に設置している提案ボックスへ寄せられるご意見もそのうちのひとつです。ご意見、ご提案には様々なものがありますが、中には環境関連のご指摘を受けることもあります。

環境に対する関心は高まってきていると思いますね。私たちは、そうしたお客様の声を真摯に受け止め、できる限り取り組んでまいりますので、今後とも、忌憚の無いご意見、ご提案をお寄せください。

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