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岩城昌子

vol.43


PROFILE

エイボン・プロダクツ株式会社
アドバタイジング&PRグループ長

現在の会社での経歴と担当している主な活動

1984年入社。営業部長秘書、販売促進部秘書、製品広報、広告を経て、シルバーエイジサポートプログラム(高齢者介護支援)に立ち上げから参画。2001年より現職で、広報全般、広告、及びピンクリボン(乳がん早期発見啓発)キャンペーン、エイボン・アワーズ・トゥ・ウィメン等の社会貢献プログラムの運営に携わる。

家族構成

夫、6歳の息子、両親の5人家族

趣味

茶道、夫と一緒に料理を作ってみんなで食べること。

好きな国or行ってみたい国

好きな国はポーランド(人がやさしかったから)。行きたい国はフランス(ビビッドに楽しめるので)

影響を受けた人、尊敬する人、目標にする人

影響を受けたのは働くことを教えてくれた母。尊敬しているのはいつもアドバイスをくれる夫と父。目標にするのは上司。

一番大事にしているもの

家族・子どもと過ごす時間


岩城さんが描く、理想的な社会とはどんな社会ですか?

私の理想的な社会のキーワードは、「水」と「安全」にありますね。まず、「水」というのはとても大切な環境要素です。これがなければ、子供が安心して育ちません。もちろん、動植物も。メソポタミア文明には、いろんな動物がいたようですが、つまり肥沃な環境があったということです。

その一方で、戦争や紛争が起る地域には、いつも水が枯渇しています。最低限でもいいから、人間と自然が育つ豊かな環境があって、そしてその上でしっかりと平和が成り立っている社会が、理想社会です。

どうすれば、この理想的な社会を築けると思いますか?

自然環境や平和へ各自が視点を広げていくためには、人々がまず精神的に豊かになることでしょう。そのためには、「機会」が与えられ、「チャレンジしていくことの自由」が必要ですが、チャレンジするためには、その受け皿が必要不可欠ですよね。家庭、地域社会、企業社会が受け皿となって、人々に「機会」や「チャレンジの自由」を与えていく中で、学びや成長があります。人間は、共存して生きていくものです。こうした成長とともに人と関わりや思いやりを学べば、「一歩踏み出すこと」ができるはずです。

例えば平和を考えるときも、「自分の場所さえ平和ならいいのか?」と、一歩踏み出して考える。こうした視野、思いを育てることが大切なんだろうと思います。最近はグローバルという言葉が偏って使われているように思いますが、シンプルに考えてみると、グローバルな視野を持つということは結局、自分だけではなく、家族だけではなく、日本だけではない、地球規模で他者に思いやりを持てるということに尽きるのだと思うのです。

今の仕事をしていく上での喜びと、逆に難しい点は?

私の業務には、エイボンが取り組んでいる「ピンクリボン」を筆頭にした「乳がんをなくすためのキャンペーン」や、がんばっている女性を称える「エイボン・アワーズ・トゥ・ウィメン」の企画・制作などがあります。こうした活動を通し、いろんな方々から、会社とそのキャンペーンやイベントの存在を「知っている」といわれたときに、一番の喜びを感じますね。

また、これらの取り組みで出会う、さまざまな元気な女性たちに、勇気付けられています。むずかしさとしては、やはり企業は私一人では動かせない、ということ。全員で一丸となって社会貢献するための効率的な方法や、内外とのコミュニケーションでは、まだまだ課題を残していますね。

今の仕事を始めてから体験した印象的なエピソードはありますか?

「ピンクリボン・スマイルウォーク」というイベントを開催したときのこと。じつはその前日まで、台風で荒れ狂った天候となっていました。そんな状況で当日を迎えて、どれくらいの人に集まっていただけるか、と不安でした。ところがふたを開けてみれば、約2600名以上の方々が参加してくださって、とても感激しましたね。

また、「女性大賞」というのを選出していく中で気づいたのが、多くの方々が、40代後半を過ぎて自分の人生をリセットし、新たな活躍を始めているということ。このことにも励まされています。

こうしたらもっと社会が良くなる、というアイディアはありますか?

「教育改革」をするべきでしょうね。この教育とは、子供から大人までにとって必要な教育です。読み書き・そろばん、だけではなく、「未来の自分像を描く力」を育てる教育が必要なのです。別な言葉でいうなら「人生をデザインする力」を育てることです。子供から大人まで、未来の理想像つまり夢を描き、もちろんそれに近づこうと努力することで、やりたいことができるようになります。

子供は自分の未来の夢を想像する力が一番強いと思うのです。大人は何かと忙しすぎて、今日を生きるのに精一杯になりがちですが、夢というものは完全にポジティブなもので、パワーになりますから、大人と子供がそれぞれにお互いのビジョンを持ち、それをシェアリングすることが、社会にとって大切なんだと思います。

担当者になってから、自分の意識や生活の中で変わったことはありますか?

まずは自分の健康について、関心を持つようになりましたね。山歩きに出たり水泳をしたり。そうしたことを家族や友人と行なう中で人間関係も豊かになる。明るく、仲良く、ということの大切さに気づくようになりましたね。ちょっと出かけるときにも、お弁当を持参したりすると、周囲の人とのコミュニケーションは深まります。そうしたささやかな改善が重要なのではないでしょうか。

社会に伝えたいメッセージをどうぞ!

未来のこと、そして周りの人たちのことも考える。そんなふうに視野を広げてみることが大切ではないでしょうか。企業や個人がそれぞれの持ち味を出し、それを認め合うことでネットワークはボーダレスに広がります。それぞれの個性を発揮し、ネットワークしながら、社会に関わり合っていくことが求められているような気がするのです。

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