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森田雅哉

vol.10


PROFILE

ヤマト運輸株式会社
社会貢献部 係長 地球環境委員会事務局

現在の会社での経歴

入社後15年間宅急便業務に携わり、その後本社に。社会貢献部に配属になったのは1年半前で、主に社内の環境保護活動を推進する地球環境委員会の事務局を担当。

家族構成

妻、子ども3人(小学6年生を筆頭に全員男の子)

趣味

地域の少年野球チームのコーチ。休日はほぼ全てそれに費やす。技術的なことも必要だが、まずはいかに野球を好きになってもらうかが大切。

好きな国or行ってみたい国

どこも行ってみたいが、日本国内で九州、中国地方の歴史ある場所に興味がある。

影響を受けた人、尊敬する人、目標にする人

父親。真面目な生き方に影響された。

一番大事にしているもの

家族と、コーチをしている少年野球チームの子どもたち


森田さんが描く、理想的な社会とはどんな社会ですか?また、どうすれば、この理想的な社会を築けると思いますか?

理想的な社会とは、次世代を担う子どもたちが夢を持てる社会ですね。そして、夢を持った子どもたちが育っていくには、大人が仕事以外にも何か熱中できるようなことを持って、いきいきとしている姿を見せていかなくてはならないと思いますね。自分でやってみてわかったんですが、環境とか社会貢献に関わる活動は、熱中できると思うんです。私は主体的にではなく命ぜられた業務がきっかけでしたので、結果的には幸運でした。こういった活動は面白いです。いっそ1年毎に持ち回りで皆がこの部署に配属されると良いのではないかと思うくらいです。そうすれば私の例と同じように、あまりそういったところに目が向かなかった人たちも変わるでしょうし、良い循環ができて持続可能な社会に近くなるんじゃないでしょうかね。

ボランタリーな活動も、最初は抵抗があるかもしれませんが思い切って参加してみると楽しいですよ。私も趣味で少年野球チームのコーチをしているほか、月に一度森づくりの活動に参加しています。それから、子どもたちに過度な期待や要求をしないよう、子どもなりの主体性を尊重するように気をつけています。親の勝手な理想像を押し付けるのではなく、大人が良い意味で子どもを刺激できるような姿を見せていくことが重要ですよね。確かに暗いニュースが多いかもしれませんし、そういう事実もあるには違いないのですが、日本人はなんだかんだ言ってもそれほど不幸ではないはずなのに、大人がみんな必要以上に悲観的になっていると思います。私は、将来社会は今よりも良くなっていくと思っているんですよ。

今の仕事を始めてから体験した印象的なエピソードはありますか?

この部署に配属になった4ヵ月後には環境報告書を出さなくてはいけなかったんですよ。私は今までずっと宅急便業務に携わっていましたので、恥ずかしながら環境に関する知識は皆無に等しかったんです。ゼロからのスタートでしたから、あの4ヶ月は猛烈に勉強しました!

本当に追い込まれないとやらないタイプなだけですが、土日もすべて返上して必死にやりましたから。あんなに集中して勉強をしたのは生まれて初めてです。(笑)けれど、環境関連のことは知ってみたら面白かったです。とても興味深い分野だと思います。

今の仕事をしていく上での喜びと、逆に難しい点は?

今の仕事が面白いですからね。NPOなら別ですが、企業は本業として環境保護とか社会貢献という仕事をするわけではないですよね。ただこの部署ではそれを本業としてできますから、私は幸運だと思います。会社に感謝していますね。難しいのは、当然ですが自分だけが環境保護をすればいいわけではありませんので、全社的に推進させていかなくてはいけない部分で、いかにそれを行うかですよね。うちの社員は意識が高い方だと思うんですけれど、環境が大切なことは誰もがわかっていても、業務が忙しくなるとどうしても優先順位として後に追いやられてしまう。やはりどうやって本来の業務の中に関連付けて環境活動を入れ込んでいくかですよね。

うちの場合、現場の従業員はほとんど外に出ているわけで、そういった人たちとコミュニケーションを取っていくのが物理的に難しいんですよ。ですから、広報の方ではありとあらゆるツールを使ってますよ。社内報を配ったり、壁に貼ったり、メールを送ったり、配達のスタッフ一人一人が持っている端末を立ち上げると最初にメッセージを表示したり、わかりやすい方法で、浸透するまで根気よく繰り返す必要があります。そして、こういうことはトップの意志が重要ですよね。うちはトップが環境対策に力を入れるとはっきり言っていますから、10万人の大所帯のわりにはスムーズに伝達されている方だと思います。

今の仕事に携わるようになってから、自分の意識や生活の中で変わったことはありますか?

これは変わりました!まず、車にそもそも乗らなくなりました。売ろうと思っているくらいです。3ヶ月に1度程度しか使わないんですから。乗らなくなればなったで、都内に住んでいれば車の必要性はゼロだと思うようにもなりました。移動は自転車と電車で済ませています。以前はちょっと買い物に出るのでも車でしたから、劇的な変化です。それから、風呂の残り湯は洗濯に使うとか、歯磨きするときはコップに水をためてからするとか、家族全員でやっています。

この部署に配属にならなければ、意識しなかったことだと思います。けれど実は子どもの方がすごいんです。夏休みに「子どもISO」という宿題を出されたこともありました。休み中にどれだけ節電・節水できるか目標を立てて、日々メーターを見てチェックをしてましたし、自主的に企業の工場見学に行ったりもしていました。本人も普段の勉強の宿題より楽しんでいるようでしたよ。今は小学校でも環境教育が進んでいるのですね。

社会に伝えたいメッセージをどうぞ!

社会へのメッセージだなんてそんな大それたものはないんですけど、世の中捨てたものではないですから、悲観的になりすぎず前向きに、そうですね、やはり熱中できるものを見つけて欲しいです。

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