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川越靖史

vol.8


PROFILE

ミニストップ株式会社
CA推進室 室長兼環境推進担当マネージャー

現在の会社での経歴

店舗勤務、店舗を指導するストアアドバイザーを経てファストフードの商品開発を6年、その後お弁当などの原材料を仕入れるミニストップデリカチームの立ち上げ、またお客様サービス部の立ち上げに携わり、現在はCA推進室で環境と品質、お客様サービスを担当

家族構成

妻、子ども一人(小学生)

趣味

釣り(鯉専門だが、鯉ヘルペスの影響で減少しそうで心配)

好きな国or行ってみたい国

フランス、イタリア

影響を受けた人、尊敬する人、目標にする人

環境経営に関する考え方では(株)リコーの桜井社長

一番大事にしているもの

家族、健康


川越さんが描く、理想的な社会とはどんな社会ですか?また、どうすれば、この理想的な社会を築けると思いますか?

一人一人が今までのライフスタイルを少しずつ変えて、昔の自然な姿に戻した生活をする必要があると思います。ただ、すべてをそのまま昔のように戻すのは当然不可能ですし、便利さを失わないような工夫が必要です。人類が発展のために様々な工夫をしてきたのと同じようにまた考えていかなければいけません。できることは個人と企業で異なりますが、それぞれに役割分担を明確化して取り組まなくてはならないでしょう。企業だけが頑張ってCO2を減らせば解決できるものでもありませんし、エネルギー問題では代替エネルギーの開発・利用から各家庭での節電まで、それぞれにできることがあるはずです。ある程度の規制も必要ですが、今の段階では個人の意識レベルがまだまだ不十分だと感じています。

自然と社会のバランスが崩れてきているのはわかっていても、自分の生きている時代はなんとかなるだろうと思っている人が多く思えます。各々が努力をしていかなければ地球はガシャンと崩れてしまいます。個人が身近なところから起こせる行動としては、将来を担う子どもたちへの意識付けが非常に大切だと考えます。持続可能な社会の次世代を担うのは子どもたちですから、大人が家庭の中で関心を育てていかなくてはいけないと思います。ミニストップだけではなくイオンはグループ全体で「子ども」を活動のキーワードにしています。

今の仕事を始めてから体験した印象的なエピソードはありますか?

コンビニ業界内で横の連携を取りながら取り組んだ例で、ローソンさんとの買い物袋の共通化というのがあります。従来のものはロゴマークが入っていましたがその代わりに環境へのメッセージを入れてなおかつ従来のものより軽量化しました。環境負荷を減らし調達コストも削減できましたからメリットのある取り組みだと思います。切り替え時には加盟店やお客様の反応が心配だったのですが、スムーズに変更でき、環境配慮面とコスト面とを両立させれば受け入れてもらいやすいことを実感しました。それから、花の輪運動という、店頭募金とソフトクリームの土曜日の売上1パーセントを原資として全国の小学校に毎年抽選で花を贈る活動がありまして、これは13年目になりますが累計で3,000校以上に贈りました。

小学校も財政面で、花壇の花の購入がなかなか難しいようですから非常に喜ばれています。花や自然を大事にする心を育てるという情操教育の一環をお手伝いする趣旨で実施しているのですが、学校の先生からお礼状をいただいたりすると嬉しいですね。応募葉書にも、「今年こそ当たりますように!」などと書いてあったりして、「あぁ、楽しみにしてもらっているんだなぁ。」と思うとこれも嬉しいですね。コンビニは地域社会のインフラとして今後も残っていくものだと思っていますから、我々もできるところからきちんと行動に起こしていくべきだと考えています。

今の仕事をしていく上での喜びと、逆に難しい点は?

すべてはお客様のために、というところでは、私は実際にお客様に近いところにいる仕事をさせてもらっていますので、近いところでお客様の反応が感じ取れるというのは嬉しいことですね。それから、外部の会議などを通じてほかの様々な会社の方との出会いが多い仕事なので、とても勉強になります。難しいのは、特に環境とか品質管理の部分で、取り組んだ内容が経済的に成り立つかどうか、企業の利益に見合うかというバランスが難しい。我々は製造業ではないので、コントロールできる部分が限られているし、お客様の要望に応じてやっていかなくてはいけないですから。

それと我々はフランチャイズで店舗展開をしていますから直営ばかりではないので、全店に対して一律にこうして下さいというのが難しい場合があります。自治体や地域ごとにゴミの分け方だって違いますし、全国一斉に一律で実施できないこともあります。そしてもうひとつ、企業としていろいろな情報を発信しなくてはいけないわけですが、伝えるための有効な手段がなかなかない。それと同時に伝わったかどうかを確認するのも難しい。環境社会報告書だって7,000人くらいにしか見てもらってないですし、もっと普通の主婦の方々等に伝えていきたいと思うのですが、それが難しいんですよね。

担当者になってから、自分の意識や生活の中で変わったことはありますか?

正直言ってこの仕事に就く前は環境のことを考える機会はあまりなかったのですが、買い物袋をもらうことが減りましたし、家庭内では水の出しっ放し、電気のつけっ放しには厳しくなりました。

家の電球はほとんどを蛍光灯タイプに切り替えましたし。もちろんマイ箸も持ち歩いています。

社会に伝えたいメッセージをどうぞ!

地道なことですが、大人だけが考えるのではなく、子どもと一緒にできること、身近な、家庭内でもできることを実行して欲しいですね。

あとは我々が行っている環境学習ツアーに参加していただいたりしても良いですし、子どもたちに環境への意識付けをしていって欲しいですね。

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